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IPMを取り入れた有害動物群管理システムによる再発防止管理
建築物衛生法の規定に基づく調査・措置
平成15年4月に施工された改正建築物衛生法では、総合的に有害動物の管理を行うことが規定されました。
この法律で防除の際に生息調査を十分に行うことが義務づけられ、その調査結果に基づいて措置することが求められております。
これは出来るだけ人や動物や生活環境に影響の少ない手法で実施することに基本をおいております。
この手法はIPM(Integrated Pest Management=総合防除)と呼ばれます。
この方法は生息調査に重点を置き、害虫の生息密度(指数)が一定以上になった場合のみ、薬品を使用した駆除を行うという方法です。
当社ではゴキブリや蚊、ハエ、ダニ、ねずみ等の生息調査を毎月実施し、指数による管理方法を確立してIPMに基づいた総合防除を行っておりますので安心して是非ご利用ください。
ゴキブリ指数による管理と駆除効果の判定
◆ゴキブリ指数の算出方法
◆ゴキブリ駆除の相対的な効果の判定
ゴキブリ指数と駆除の目安(チャバネゴキブリの場合)
発生量 |
ゴキブリ指数 |
駆除の目安 |
微量 |
0.2以下 |
駆除の必要無し |
軽度 |
0.2〜1 |
取り合えず駆除の必要無し |
中度 |
1〜5 |
駆除要 |
高度 |
5〜25 |
駆除要 |
列度 |
25以上 |
駆除要 |
定期点検調査の方法
◆トラップの設置
毎月1回調査用トラップを設置して生息調査を実施する。
設置日数は3〜4日間
設置する場所はゴキブリの潜伏場所の近くで、水の掛からない所
壁面には両面テープを使用する。
トラップ数は少ないと結果にばらつくので数を多くすると中央値で安定する。
管理水準目標を設定する。
指数0.5以上の場所を防除する。
当社のねずみ・衛生害虫等の維持管理基準
アイリスでは、駆除後の衛生害虫の復元率を低めるために、以下の維持管理基準を設けております。
このような厳しい基準を設けた定期点検調査を行うことにより、復元率がより低くなります。
対象生物 |
厨房・水廻り・オフィスエリア |
ねずみ |
目撃されないか被害がない |
ゴキブリ |
ゴキブリ指数1以下で且つ1トラップの最大値が2以下 |
蚊 |
成虫が目撃されない。粘着シートでの捕獲が1日3匹以下 |
ハエ |
粘着シートでの捕獲が1日1シート当たり3匹以下 |
コバエ類 |
粘着シートでの捕獲が1日1シート当たり3匹以下 |
イエダニ |
刺咬被害がない |