こんにちは、東京・板橋の害虫駆除業者アイリスです。
害虫にお悩みの皆様に役立つよう、ここ「アイリス広場」から情報をお届けいたします。
「ダニを退治するためにダニについて学びましょう」と題しダニについて学びを深めています。
今回は「ヒゼンダニ」です。
ヒゼンダニは疥癬(かいせん)症という病気を引き起こすことで知られる屋内の寄生性のダニです。
疥癬とは皮膚病のことで、ヒトからヒトにうつる感染症でもあります。
ただ、ヒゼンダニはヒトに寄生していなければすぐに死んでしまうため、かなり密な接触さえしなければ感染の可能性は低いです。
害虫名 |
ヒゼンダニ |
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■ | 生態(発生原因) | 人の体温が生活に適しており、人の肌から離れると短時間で死ぬ。高熱や乾燥に弱く、50℃を超す熱に10分以上当てられると死滅する。 |
■ | 形態 | 0.3mm~0.5mmで円形。体内の卵が透けて見えるほど外皮が薄く半透明。外向きに並んだ短足で、しがみつく力は弱い。 |
■ | 分布 | 世界中に分布。ヒトの上では主に手や手首に生息する。 |
■ | 被害 | 疥癬症の原因となる。ヒトを吸血することはないが、寄生されることでアレルギー反応がおこり、強いかゆみを引き起こす。 |
先程も述べたように、ヒゼンダニはほとんどヒトの皮膚で生きるダニです。
ヒトの皮膚にトンネルを掘って、その穴の中を移動しています。
ヒトの体表は湿度ほぼ100%、温度37度で、ヒゼンダニはこのような環境に適応しています。
そのためヒトの体表を離れると、数時間のうちに死滅します。
また、動きは決して俊敏でないため、ヒトの体表に自発的に戻ることもほぼ不可能です。
ですので、ヒトとヒトの長時間の接触がない限りは通常は感染しないと考えられます。
ですが、ヒゼンダニのいる角質が剥がれ落ち、その角質から感染が拡大することもあります。
その場合は、一度に多数が短時間で感染し、短時間で発症する場合がことがあります。
駆除方法は飲み薬を服用したり、ヒトの体に使用できる殺虫剤を用いて行われますので、いずれの場合も医師の処方が必要です。
ヒゼンダニによる被害、すなわち疥癬にお悩みの方は医療機関で診てもらってください。
これまで続けてダニについてお伝えしてきましたが、シリーズは次回で一旦お終いになります。
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