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マダニが媒介する「SFTS」って何?

こんにちは、東京・板橋の害虫駆除業者アイリスです。

害虫にお悩みの皆様に役立つよう、ここ「アイリス広場」から情報をお届けいたします。

 

前回前々回と2回にわたり、ダニの中でもその危険度から一線を画す存在「マダニ」の脅威について触れてまいりました。

 

その中で名前だけ扱った「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)について、今回は注目してお話したいと思います。

 

SFTSは、SFTSウイルスを持つマダニに咬まれることで人間を含む動物に感染します。

 

2011年に新種のウイルスとして中国で大流行しました。

日本でも2013年1月に初めて、海外渡航歴の無い人への感染が確認されています。

 

恐ろしいことに、重症化すると死に至ります。

調査では致死率10~30%とされる感染症です。

SFTSの主な症状は発熱・下痢・嘔吐などから、出血症状まで見受けられ、潜伏期間は6~14日間です。

 

予防用のワクチンや感染後の治療薬は開発されておらず、

そもそも「マダニに刺されないようにする」ことが予防策の一つと言えます。

 

マダニの潜む山間部へ行く際は、長袖・長ズボン・長靴等の、肌の露出を極力避けた格好をしてください。

感染者の血液、体液、排泄物からの二次感染も確認されておりますので、直接的な接触は絶対に行わないでください。

 

また、山に近い集落などでは、野生動物に付着したマダニが、その野生動物によって人里にも運ばれてくる事例が確認されています。

 

東京にそういう地は少ないかもしれませんが…。

 

マダニの脅威は意外と身近に存在するのだということを頭に入れておいていただければと思います。

 

また、ペットの犬を連れて山に入った時は、ペットのことの体に付着していないかも気にして上げてください。

 

目線の低い犬などの動物は人間よりも体中が草木に触れています。

 

マダニの体表は毛羽立っていて、擦れた時に乗り移っています。

 

そしてここからは前回の繰り返しになってしまいますが、重要なので。

 

万が一マダニに吸血されていた場合には、すぐに病院に行って診てもらってください。

ただし、病院が休診日であったり、皮膚科をすぐに受診できない場合があると思います。

 

マダニの場合は病原体を保有している可能性があるので、そのまま放置していると感染の可能性が高くなってしまいます。

 

なので、そういう場合には自分で取り除く方が、感染のリスクを抑えられます。

 

前回もご紹介したように、電気ショックで痺れさせてマダニを除去する専用商品もありますので、リスクのある場所に出かけられる際には、事前に準備されておく事をおすすめします。

 

東京の害虫駆除でお困りのことがあればアイリスまでどうぞ。

カテゴリー:ダニ駆除
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