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ダニ駆除に生かすために、”敵”のことを学びましょう

こんにちは、東京・板橋の害虫駆除業者アイリスです。

害虫にお悩みの皆様に役立つよう、ここ「アイリス広場」から情報をお届けいたします。

引き続き今回もダニ駆除に生かすために、”敵”のことを学びましょう。

既に過去2回、種類ごとにダニの生態を学んできましたが、
「そもそも一体ダニってどんな生き物なの?」といった基本的なことをお伝えし忘れていました。

ダニはクモやサソリの仲間(難しく言うと節足動物門鋏角亜門クモ綱)に分類される動物です。昆虫とは異なる節足動物です。

世界中に分布し、乾燥地だろうと湿地だろうと、陸上だろうと水中だろうと、どこにでもいる衛生害虫です。

植物や動物の体組織中にも生息していると言うとお分かりいただけるかもしれませんが、環境適応能力が非常に高い害虫です。

さて、今回はコナダニ科のダニについてご紹介します。

代表的な種は「ケナガコナダニ」です。
世界共通種で、国内でも各地に生息します。保存食品中に見られることもあります。

またケナガコナダニの近縁種には、温室内の作物などに加害する種類が農業害虫として知られています。

ケナガコナダニほど検出頻度は高くありませんが、他にもアシブトコナダニ、ムギコナダニ、コウノホシカダニなどが保存食品中から発見されます。

害虫名
ケナガコナダニ
生態(発生原因) 高温多湿を好み、6月ごろの梅雨時期に大量発生することがある。新築の家屋では畳部分に大量発生することがある。これは新築住宅のコンクリートに含まれる水分が蒸発することで室内の湿度が高まりやすいことに由来する。
形態 0.3mm~0.5mmで無色。後胴体部に8対の長毛がある。
分布 世界中に分布。日本国内も各地に生息する。
被害 人を刺すことは無いが、大量発生すると白い粉を撒いたように見えるほどになるため、見た目にかなりの不快感がある。新築家屋の畳で特に発生しやすい。
大量発生した際に、コナダニを捕食するツメダニを招くことに繋がり、ツメダニの刺咬被害を助長することになる。

 
それでは次回も「アイリス広場」をご愛読ください。

カテゴリー:ダニ駆除
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