こんにちは、東京・板橋の害虫駆除業者アイリスです。
害虫にお悩みの皆様に役立つよう、ここ「アイリス広場」から情報をお届けします。
さて今回は、前回の「住宅での被害をもたらす3種類のねずみ」の続きのお話をしたいと思います。
残る2種類は、クマネズミとドブネズミです。
まずクマネズミですが、都心にいるねずみのほとんどは、このクマネズミです。
天井裏にねずみが住み着いたと感じたら、まずクマネズミだと思って良いでしょう。
成長段階や育った環境によって一概には言えませんが、相対的に見てハツカネズミに比べて体躯がやや大きく、ドブネズミに比べると小さいです。
ただ、この「ちょうどいい大きさ」が厄介で、高い身体能力からどこにでも侵入してきます。
3階の窓の隙間からでも壁を登って簡単に入り込まれてしまいます。
また、このクマネズミというのは警戒心が強く、知恵も働くんですね。
成獣は、人間の3歳児並みの知恵があるとも言われています。
どういうことかと言いますと、警戒心が強いので、市販の毒餌をほとんど食べることがありません。
昔から使われている「クマリン系殺鼠剤」に抵抗性を持つねずみも多く、たとえ食べさせられても効果が薄いです。
これはもともと強い毒ではなく、何回も食べさせることにより体内に蓄積させていって死に至らしめるものですので、抵抗性を持つより先に、体躯が大きいねずみには効きにくいものです(餌が豊富にある都市部では、猫ほどの大きさのねずみがたくさんいるんですよ)。
当然弊社では、それ以外の毒を使用しています。
また、学習能力が高いので、経験の豊富な成獣は粘着シート等の罠になかなか引っ掛かりません。
ですので、このクマネズミは、ご自分で駆除しようと思うと大変苦労されると思います。
暖かい時季に活動が盛んですが、ビルなどの建屋内は温度が安定しているため、冬のこれからでも繁殖可能です。
アイリスではもちろんこのような知識を基に対策を練って、ねずみ駆除を行っています。
一方、低いところで中心に活動するのがドブネズミです。
3種類の中では最も体が大きく、獰猛な性格です。
下水や台所など湿った場所を好んで生息していて、建物の中では下層階で生活します。
ただこれは少し語弊があって、確かにしっぽが短いので木登りなどの垂直移動はあまり得意ではありませんが、足場さえあればドブネズミも、エサや安全な場所を求めて建物内のどこまでも登って行きます。
高層商業ビルの上階に巣食っていたことや、下水管を伝わって13階のマンションのトイレの排水口から出てきたこともあります。
土の中に巣穴を作るため、車の通らない静かな私道の奥の家や、敷地周辺に高低差がある土地、近くに「川」「お墓」「線路」がある場所では特に注意が必要かと思います。
都市部では環境が整備されてきて、全体的に昔より生息数は減っているようですが、このドブネズミで気をつけたいのが、菌による被害です。
サルモネラ菌などの食中毒を媒介するのは有名ですが、ダニなどの寄生虫をまき散らして歩くなど、とても不衛生です。
さらに無視できないのが、E型肝炎ウイルスの保菌率が約3割という調査結果も出されていて、
ドブネズミのふんから人間にも感染し、感染した人からまた人へ移るという、恐ろしい菌の伝播源となります。
ドブネズミは寒さに強いため、これからの季節も活発に活動を続けますが、少しでも暖かい環境を求めて都市部の下水に集まるのかもしれません。
クマネズミに比べると警戒心は低いため、毒餌での駆除も有効です。
捕獲に関しては、すばしっこいので直接捕獲することは難しいでしょう。
ねずみ捕りかごで捕獲して、カゴごと水没させて駆除するのが一般的です。
このような手法をご自身で取られるのはなかなか難しいと想像できますので、そうした面でねずみ駆除へのハードルがあるかと思います。
ねずみの被害にお困りでしたら、お気軽にご相談くださいね。
アイリスでは無料にて調査、見積もりを行っております。